ヨガスートラ 四つのカギ

今回はインテグラルヨガの33項目、四つのカギのお話。

33.他の幸福を喜び[慈]、不幸を憐れみ[悲]、他の有徳を欣び[喜]、不徳を捨てる[捨]態度を培うことによって、心は乱れなき静澄を保つ。

このスートラはヨガを極めたい人はもちろんですが、ヨガなどやるつもりはない人にも、ぜひ覚えておくように勧めたいです。

日常生活の中で心を安らかに保つために、このスートラはきっとあなたの役に立ちます。

私自身も心を平穏に保ちたいと願うときにいつも心に留めていることのひとつです。

心が常に静澄であることを望まない人はいない。そこでパタンジャリは、この[友愛]・[憐憫]・[欣喜]・[捨離]の四つの鍵を差し出します。

この世に下ろされている錠前は四つだけ。

だからいつもこれら四つのカギを持っていよう。

そうすれば、四つの錠のうちのどれにでくわしたときでも、あなたにはそれを開けることのできる鍵がある。

四つのカギとは何か?

・スカー 幸福な人

・ドゥッカ 不幸な人

・プンニャ 有徳の人

・アプンニャ 不徳の人

どんな人のどんな一瞬をとってみても、それは必ずこの四つの範疇のうちのどれかに当てはまります。

・幸福な人に出会ったら、”友愛”の鍵を使えー

なぜパタンジャリはわざわざこのような事を言ったのか…

それは4000年前でも、他人の幸福を見て喜べない人々がいたから。それは今も同じ。

妬みや嫉妬の感情を持ったところで、自分の平静を乱すだけ。

幸福な人を見たら友愛のカギを。

・不幸な人に出会ったら”憐憫”の鍵を使えー

不幸な人々を見た場合は、それを仕方がないと思うのではなく憐みを持とう。

手を貸すことができるのなら、それをする。

一山のパンを分け与えることが出来るならそれを与える。

常に慈悲深く。

それをすることで、あなたはあなたの心の平安と均衡を保持する。

目的は自身の心の静穏を保つこと。同情によってその人が救われようが、救われなかろうが少なくも自身は救われます。

・有徳な人に出会ったら“欣喜”せよー

徳の高い人に出会えたら、それを欣び、手本にしよう。

その人を羨んだり、おとしめたりするべきではない。

自身の人生にそれらの美質を育む努力を。

・不徳な人出会ったら“無関心“であれー

邪な人々というのも確かにいます。そういう人を見たときには

「そういう人もいるだろう。昨日の私もそうではなかったか?そして、今日の私は多少マシになってはいないか?その人も、明日には多少マシになっているだろう。」

そういう人には決して忠告しようとしない。

それは自身の平安が失われます。

インテグラルヨガにはもっと丁寧に詳細にこのスートラについて書かれてあります。

どんな時にもシンプルに、この四つのカギが使えたら心はとても穏やかになると思いませんか?

人の感情は複雑でいろいろあるけれど、怒りや妬みや嫉妬などのネガティブな感情は持っているだけでとても疲れるものです。そんな時はこのスートラを思い出してみてください。

カテゴリー ヨガ哲学タグ

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