ふと、疲労とはなんのことをいうのか気になったので今回は疲れについて書いていきます。
“疲れている”感覚 これが無いと人は、休む事なく働くことができてしまいます。
そうなると、人は疲弊して死を迎えてしまいます。
疲労は、人間が生命を維持するために身体の状態や機能を一定に保とうとする恒常性のひとつとして、痛みや発熱などと同じ、それ以上の活動を制限する警報として働いています。
その疲労は2つに大別されます。
一般的な運動などによる肉体的な疲労「末梢性疲労」
肉体的限界に至る前に感じられる疲労「中枢性疲労」
☆今、自分がどちらの疲れを強く感じているのかを自覚することで、疲れの対処法が変わります。
疲れを感じた時、このどちらがあてはまるのかを意識するようにしましょう。

疲労の定義は?
疲労とは心身への過負荷により生じた活動能力の低下のこと。症状としては
思考能力の低下
刺激に対する反応の低下
注意力の低下
注意散漫
動作緩慢
行動量の低下
眼のかすみ
頭痛
肩こり
腰痛
などがそれにあたるとされています。

疲労の原因
疲労を起こすのは活性酸素による酸化ストレスで、神経細胞が破壊されるからであると考えられています。
そのため、過度の運動や紫外線、加齢も活性酸素の影響を受けやすくなる=疲れやすくなる。
疲労は様々な病気とも関連があります。
疲れにより、身体の機能を一定に保つ恒常性が乱れることにより自律神経失調症の症状がみられるようになります。
また疲れが溜まると防衛のため、ステロイドホルモンが分泌されます。ステロイドホルモンが多量に分泌されると…
動脈硬化
肥満
高血圧
高血糖
脂質異常
などのいわゆる生活習慣病の原因にもなります。そしてステロイドホルモンは免疫を下げる作用もあります。

そして以前は”疲労”=“乳酸”と考えられていましたが、近年の研究でそれは過去のものになりつつあります。
従来、乳酸は筋肉の中では疲労回復を遅らせると考えられてきました。血中に放出された乳酸は体内pHの低下を生じさせることに加え、乳酸が脳にも回り、これが筋肉疲労を脳に知らせ、かつ脳の疲労の原因物質であるかのように考えられていたそうです。
現在、乳酸は疲労を抑制するように働くという真逆の研究成果が注目されています。
乳酸は運動により筋内から血中に放出され、筋肉や心臓に取り込まれた後、エネルギー源として利用されることが判明したのです。
また、脳でも乳酸が疲労の抑制やエネルギー物質として利用されることがわかってきました。

ステロイドホルモンとは?
ステロイドホルモンには,
糖質代謝や脂質代謝を調節しかつ炎症・免疫抑制作用を持つ”グルココルチノイド”
体液のイオンを調節し血圧調節作用を持つ”ミネラルコルチノイド”
男性の生殖機能を維持する“男性ホルモン
女性の生殖機能を維持する”女性ホルモン”
すべてのステロイドホルモンはコレステロールを原料として生合成されます。もちろん人体に必要不可欠なホルモンです。
しかし”大気汚染、食品添加物、気温の変化、食生活、持病、感染症”など、体内で炎症を起こす状態が続くと、副腎皮質からコルチゾールが過剰に分泌される状態が続き、副腎が疲れて必要なときに十分な量を分泌できなくなり、ストレスと闘えなくなります。
この状態を副腎疲労と呼びます。
副腎疲労になると、炎症を抑えられず疲労感がでやすくなるといわれといます。(副腎疲労については別途詳細を書いていきます)

疲れの種類別 回復方法
・末梢性疲労はカラダの疲れ。
筋肉に存在するグリコーゲンなどのエネルギー源が減り、血液の恒常性、調整機能の失調によってパフォーマンスが低下した状態。
筋疲労に引き続いて起こる筋肉痛も運動中に生じた筋肉の損傷後の炎症に伴う刺激によって起こり、さらにパフォーマンスが低下します。
末梢性疲労は炎症の収束とともに回復するのが特徴。
充分な休息や栄養をとることが解消するのに重要です。
・中枢型疲労は脳の疲れ。
中枢性疲労は精神的な疲れで”感覚”に近いものです。心理的な疲れ。スポーツでカラダを酷使した後の心地よさとは違い、長時間続く会議など、ストレスや緊張状態が続くことで疲れてしまうことがあります。
ストレスをどのように感じるかがカギになっています。
ストレスの処理は主に脳で行われ、処理能力はその日の体調やコンディションに影響を受けます。日によって疲れ方が異なるのは脳のストレスのフィルターとしての能力が関係しているそうです。
このフィルターを意識して鍛えることで中枢性疲労を改善することができます。
脳疲労は特に“酸化ストレス”で引き起こされるため、酸化を防ぐのはとても重要。
☆酸化を防ぐ方法は別記事に詳しく書いてあります。
以上、疲労について書いていきました。日常であなたが「疲れた」と感じるのはカラダの疲れでしょうか?脳の疲れでしょうか?
まずは、この違いを意識してみると適切なケアができるようになります。
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