美しい花に香りがあるように、
ジャン・ポール・ゲランの言葉
美しい女性にも香りがあってしかるべき。
あなたの残す香りの痕跡が
誰かの記憶となるのだから。

今日は香りの成分と働きについて書いていきます。
香料とは香りをもつ成分のことをいいます。
日本人は入浴の習慣もあり、綺麗好きな国民性なので、無臭や無香を好む傾向もあり、においの強すぎる香水はあまり好まれません。
しかし、香りによって効果、効能を期待するアロマテラピーなどは人気があります。
香りを感じるしくみ
香りは、鼻の奥嗅上皮(きゅうじょうひ)という粘膜に溶け込み、嗅細胞の先端部分、嗅毛という極細の毛にキャッチされます。
香りの情報は電気信号に変換されて大脳辺縁系に伝達。
この電気信号は
身体の生理機能をコントロールしている視床下部に届き、
自立神経系
ホルモン系
免疫系
などこ身体を調節する働きにまで影響を及ぼします。

香水の分類と特徴
香水業界では、香りの特徴により分類される系統図を使用するそうです。
今回は国際的な分類基準の一つとなるシムライズ社の8つの主分類と9つの副分類を書いていきます。
香水の主分類(女性用)
☆シトラス
レモン、ベルガモット、オレンジ、グレープフルーツなどからなる柑橘系の香り。新鮮で爽快感を感じるユニセックスタイプ。
代表作 : 4711Shower Cologne Fresh Lime
(モイラー&ヴィルツ社)

☆グリーン
青葉や青草をもんだときに感じる青くさい香りや、ヒヤシンスのグリーンノートとフローラル系をあわせ持つ香り。
代表作 : DAISY (マークジェイコブス)

☆シングルフローラル
ローズ、ジャスミン、すずらん、ライラック、ガーデニアなど一つの花の香り。西洋風のシンプルでカジュアルな香り。
代表作 : Diorissimo(クリスチャン・ディオール)

☆フローラルブーケ
花の香料を特徴的に使用したり、特定の花をイメージした香り。女性用の半数を占める。
代表作 : L’Air du Temps(ニナ・リッチ)

☆フローラルアルデハイド
花の香りがアルデハイドで特徴づけられている香り。女っぽい甘さと優雅さに、さらに深みがプラスされたロマンチックな香り。
*アルデハイドとはCHO(アルデヒド基)を持つ有機化合物の総称です。
代表作 : Chanel No.5(シャネル)

☆シプレー
オークモス(苔)とシトラスに、フローラル、アニマリックなどの複雑なコンビネーションが特徴となっている香り。
代表作 : LUSH2(グッチ)

☆フロリエンタル
フローラル系の優しさと、オリエンタル系の個性、強さを持ち合わせた香り。
代表作 : ARMANI CODE FEMME(ジョルジオアルマーニ)
☆オリエンタル
中近東をイメージさせるようなウッディや樹脂、バニラ、スパイスなどのエキゾティックで重厚な香り
代表作 : Opium(イブ・サンローラン)

香水の副分類は次回書いていきます。