前回のつづき
プラーナ=エネルギーという話を書きましたが、そこから少し掘り下げていこうと思います。
ヨガでは
身体のなかにプラーナの通り道があるとされています。
その通り道を『ナーディ』と呼んでいます。
わかりやすくいうと、
エネルギーを通す管のようなもの。ガス管や電線などをイメージしてみてください。

身体を流れるプラーナもまた目には見えません。
ナーディの数は古典によって異なり7万2000〜35万ともいわれています。
ナーディの中でも重要なものが3つあり
☆ スシュムナー
☆ イダー
☆ ピンガラー
その中でも、スシュムナーナーディは背骨に沿って身体の中心を通る管で特に重要なものとされています。

プラーナ=エネルギーと説明しましたが、
ヨガでは、体内でプラーナが作用するとき厳密に種類分けをしています。
ヴィヤーナ
ウダーナ
プラーナ
サマーナ
アパーナ
それぞれが、人が生命を維持していく上で欠くことのできない機能にかかわっています。
ヴィヤーナ
大きく全身を廻るプラーナ。
そのエネルギーで血液を体全体に巡らせる役目。
また、プラーナそのものを分配、循環させています。
リンパ系と循環。
ウダーナ
喉元から頭にかけて働くプラーナ。
エネルギーを高揚させる。
気持ちを前向きにポジティブにする。
情報伝達の機能。
プラーナ
生命活動の中心、心臓から頭部にかけて働くプラーナ。
五感、知性、感情を感じさせてくれる。
胸と肺、呼吸機能。
サマーナ
胃腸周辺で働くプラーナ。
食物を消化、新陳代謝を生み出し、毎日を新しくさせてくれる。
胃の働きと思考する機能。
アパーナ
骨盤内で働くプラーナ。
排泄や生殖に携わる。
老廃物と毒素を排出させるように働いている。
生殖器、肛門、下肢、排泄機能。

これらのプラーナの流れがスムーズに働いていることが健康をつくります。
しかし、電気やガスと同じような目に見えないエネルギーであるプラーナを体の中でコントロールするのは容易ではありません。
そのために、ヨガがあります。
ヨガには、プラーナをコントロールする方法、
「プラーナヤーマ」があります。
その代表的なものが呼吸です。
呼吸法を行うことで
吸う時はプラーナ
吐く時はアパーナ
それぞれに働きかけることができます。
これらは連動しているので、全てのプラーナに働きかけることができます。
呼吸についてはこちらに書いてあります⬇️
プラーナが整えば、体は健やかに機能します。
体が整うと心にも影響します。
普段何気なくしているだけの呼吸を意識するだけで、エネルギーの流れは良くなります。
ヨガのポーズは難しくて、なかなかできなくても
呼吸はすぐにでも始められます。
気がついた時に深い呼吸。
それが心と身体の健康への近道。
参考著書