アーユルヴェーダを知る② 自分の体と心を理解する。

自分の体について、私たちはどれだけ理解しているのでしょうか。

私たちは日頃、何気なく生活しています。

しかし、その日の朝と夕でも体と心の状態は異なります。

私たちの体や心は、常に変動しているのです。

例えば、

肉体面では、体温が挙げられます。

朝と夕の体温は、朝や早朝は低く、午後から夕方になって高くなります。

血圧も同様な変動をします。

精神的な面でいえば、記憶。

短期記憶(物事を覚える能力)は、午前中が最も良いのですが、長期記憶(物事を思い出す)は午後の方が良くなります。

五感の鋭くなる時間は午後遅くから夕方の早い時間。

時間感覚ですら、体温が低い時には速く、体温が高い時には遅くなるといわれています。

では、このような心身の変化はどのようにしておこるのでしょうか?

アーユルヴェーダでは、きわめて明快な理論でその変化の理由を説いています。

つまり体内では、

物質の基礎に、エネルギーが働いているということ。

ある現象の基礎は、あるエネルギーが働いているということ。

それによって脈や呼吸、消化活動…さらには心までが制御されていると説いています。

これらのエネルギーをアーユルヴェーダでは

ドーシャと総称されています。

上の3つのドーシャを合わせて、ボディリ・ドーシャ

下の2つ(サットヴァは除く)のドーシャを合わせて、メンタル・ドーシャ

人の体内での心身の動きが、1日のなかで、季節によって、年齢によって変動すること、個人差があることなどはこのドーシャの作用するバランス状態によって起こるものだとアーユルヴェーダでは説明をしています。

ドーシャという言葉は、『不純なもの』『増えやすいもの』『体液』『病素』などを示すサンスクリット語です。

これらは目に見えないもので、中医学での『気』といわれるもの。

つまり生体エネルギーに相当するものです。

それぞれの生体エネルギーは、それを構成する要素(五元素)が異なり、それにより性質や働きも異なります。


この3つのドーシャの性質と働きについてみていきます。

ヴァータ (風のエネルギー)

から構成される。

軽、冷、動乾燥性の性質を持つ。

運動のエネルギーとして、体内における運搬や循環、異化作用(細胞を分裂する働き)を制御している。

ピッタ (火のエネルギー)

から構成される。

熱、鋭軽、液、微油性の性質を持つ。

変換のエネルギーとして、代謝や消化を制御しています。

カパ (水のエネルギー)

から構成される。

重、冷、遅、油、安定性の性質を持つ。

結合エネルギーとして、構造や体力を維持し、同化作用(細胞を作る働き)を担っています。

わかりやすく例えると、

カパは栄養素同士をくっつけて体の構造を維持し、ピッタは食べたものを血液や筋肉、脂肪に変えます。ヴァータは体内全体に栄養を送り、代謝された老廃物を排泄、循環、運搬の働きをします。

この3つのドーシャがバランスよく働いていれば健康で、バランスを崩すと体調が乱れるということとなります。

そして、それは心の性質(トリグナ)とも密接に関係しています。

次回は、体と心の密接な関係について。

コメントを残す

search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close