前回は3つのドーシャのタイプについて書きましたが、自分の本質を知ることの重要性について先に書いておきます。
アーユルヴェーダでは、個人差を重視し、それを体系化しています。
それを、体質(プラクリティ=本性)と呼びます。
アーユルヴェーダでいう体質とは、ヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャのうち、どのドーシャがバランスを崩しやすいかというものです。
基本的には、生来的なもので、一生変化しないとされています。(パース・プラクリティという)
しかし、その後の生活次第で別の体質の特徴を出す場合があります。(ボディ・プラクリティという)
プラクリティにおいて優勢なドーシャが、その人においてバランスを崩しやすいドーシャとなります。
優勢なドーシャは、基本的な3つのドーシャの中の1つが単独というタイプは非常に少なく、3つの組み合わせにより、7〜10種類の体質にわけられることが多い。
しかし、3つのドーシャの組み合わせは人の数あるため、その体質は無数にあるといえます。
体質とは、3つのドーシャというエネルギーの組み合わせで決定されることから、その人の持つカラーだと思うと理解しやすいかもしれません。
ヴァータは黄色
ピッタは赤色
カパは青色
と対応しており、7つの体質は3原色虹の7色が作られることに例えられます。

私たちのカラーもこれら3色の組み合わせなのです。
アーユルヴェーダの体質に関する考え方は現代医学の遺伝子学にも酷似しています。
生来的に、ある一定のドーシャのバランスを崩しやすいということは、体質的になりやすい病があるということになります。
ヴァータ体質は、高血圧、心臓などの循環器疾患、脳血管疾患になりやすいといわれています。
ピッタ体質は、胃腸疾患、肝臓、胆臓、膵臓疾患などになりやすいといわれています。
カパ体質は、肺気管支疾患、喘息、糖尿病、肥満などになりやすいといわれています。
アーユルヴェーダでは自分のなりやすい疾病を予防しながら生活することをすすめています。
そして、体質が異なっていても、現在起きているドーシャの乱れ(ヴィクリティ)が同じことはよくあります。
例えば、カパのドーシャが乱れて太ったとしても、その人の体質はヴァータ、ピッタ、カパのいずれの場合も考えられます。