最近、ヨガのレッスンの最初に筋膜をリリースする時間を設けています。
以前はヨガをすれば自然と柔軟性が増すのでは…と思っていましたが、それは毎日かそれに近い頻度で習慣化した場合のみ当てはまるのではないかと考え直しました。
例えば、下のポーズを見てください。

絵の1番下が、パスチモッターナアサナ(長座前屈のポーズ)です。
このポーズ、やってみたことがある人はわかると思いますが、多くの人は絵の左上のようなお腹と太ももが引き寄せられません。
引き寄せられているつもりでも、猫背になっている場合も多く正しく行えていない場合も多いのです。
ヨガは自分の体と相談しながら、無理のない範囲でポーズをとることが大切ですが、レッスンだと無意識に無理をしてしまいがちです。
私もレッスンに通っている頃はそうでした。
首、肩こりから解放されたくて通っていたヨガで首を痛めて仕事もままならない…なんてこともありました。
ヨガの資格をとって良かったと思うことは、レッスンを重ね、解剖学や筋肉について学んで知識を深めていくことで、自分の魂を入れる大切な乗り物を快適に心地よくメンテナンスする術を理解できたこと。
そして、以前のヨガの時に感じていた痛みや違和感の答えも見つかりました。
セラピストの頃の私は、仕事で長時間同じ姿勢だったため、皮膚と骨、筋肉が癒着して、凝り固まった状態でした。(下の絵の左上)

それを、無理に引き伸ばそうとしていたのです。
現代人は特に、デスクワークやスマホ、パソコンで猫背だったり、移動手段が豊富にあるため、歩くことも少なくなりがちです。
同じ姿勢で動くこともなく生活をしていると筋肉も伸縮を忘れて、筋膜は張り付き、まるで全身がピチピチの全身タイツを着ているように動かしにくくなってしまいます。
そういった理由から、レッスンに筋膜リリースをいれることにしました。
では、筋膜について少し解説していきます。
全身は全てつながっています。
筋膜は、全身を覆っているネット状の繊維のことです。
骨、筋肉、内臓、神経、血管などを覆いながら、体を立体的に支えている大切な繊維です。
第二の骨格とも言われています。
体を支える為にとても重要な役割をしています。
そして筋膜は、生活習慣や姿勢の癖、ケガ、手術などによって起こる身体の歪みやねじれが原因となり縮んだり癒着したりしてしまいます。
たとえ、ひとつの部位の不調であっても、筋膜は全身につながっているため、不調は部分的な痛みから体全体の不調になり、体全体が動きにくくなってしまいます。
マッサージや整体にいっても改善しないなどの慢性的な痛みはそれが原因かもしれません。
長年の筋膜癒着はすぐに改善されるものではありません。
筋膜リリースは割と簡単で毎日のちょっとした時間にできるものなので、是非試してみてください。
セルフで筋膜リリースをする時、おススメはボールを使うやり方です。
テニスボールでもいいですが、できればシリコン製のものを使うのが好ましく、緩めたい箇所を90秒〜2分くらい圧を加えるのが効果的です。
やり方は様々ありますが、ボールをあててコロコロ転がすより一箇所に圧を加えてキープする方が深いところまでアプローチできます。
ご自身でベストなやり方を探すのも楽しいと思います。
私が参考にしている本です。ボールを使って緩める方法が書いてあります。女性におススメの本。