先日、仏教について学んでいてこの言葉が心にとどまりました。

私は幼い頃から、母に「○○してあげたのに」という言葉を言われてきました。
それは、私がしてもらったことへの感謝が足りていなかったが故に言われていたのだと思います。
ワガママで自己中心的な末っ子。
そんな言葉がぴったりだったように感じます。
しかし、私も歳を重ねました。
以前の行いから学び、悪い習慣を少しずつ改善していくことで何歳からでも自分を変えることは可能だと思っています。
ヨガ哲学や仏教哲学を読んでいると、自分の心のあり様がよくわかります。
モヤモヤしたり、悩んだ時は必ず何処かに解決できる答えがあることを知っているのであまり悩まなくなります。
瞑想でも、ヨガでも、学ぶことでも、
解決までの道のりはその時々で変化します。

今回は仏教哲学から三輪空について。
三輪空
人に親切(布施)をする時に、以下の3つの事を忘れなさいという教えです。
施者=布施をする人(私が)
受者=布施を受ける人(誰々に)
施物=布施をする物(何々を)
施者とは「私が○○してあげた」ということ。
何か善いことすると「それ私がやったんです」と言いたくなる気持ちが少なからず芽生えますよね。
自分から言うのも何だから…と誰かに言ってもらいたいと思います。言ってくれなければ、遠まわしに自分がした行為だとアピールしてしまう。
「私だからうまくいった」じゃなくて、「皆んなのおかげでうまくいった」と自然と口から出てくるように。
受者とは、「あなたにしてあげた」ということ。
「あなたのため」と相手に伝えたい。
相手からの見返りがないと、わからせたくなってしまう。
受けた恩を忘れずに、与えた恩はその場で忘れてしまいましょう。
施物とは「何々をしてあげた」ということ。
人に親切をした時、何をしてあげたのか、その苦労を語りたくなります。
人間関係において、これによって怒りが込み上げてくる場面は多くあると思います。
特に、近しい身内には遠慮なく言ってしまいます。
私の母の口ぐせのように、娘の私にだからこそ言ってしまう言葉なのかもしれません。
今の私にできることは、母が穏やかに過ごせるように、感謝と労いの心で接すること。
三輪空…自分が何かをした時に心の中にとどめておこうと思います。